ランエボ10なんかだとそのソレノイドバルブが2つもついてるとか。
純正のブーストコントロールは、タービンとアクチュエーター間に三つ叉があり、そこから出たホースが2ポートソレノイドバルブ、片方にはインテークへと繋がっている。
初期状態ではソレノイドバルブがクローズされた状態で、タービンとアクチュエーターが繋がった状態。
アクチュエーターの初期設定は多分0.8barあたり。なので0.8bar以上ブーストが上がる事は無い。
そこでソレノイドバルブがオープンする事でアクチュエーターにかかる圧がインテーク側へ排出される。これにより、ブーストは0.8barを越えてかける事が出来るようになる。
で、今回、変更を画策している3ポートソレノイドとは?
3ポートソレノイドにはCOM(コモン)とNO(ノーマルオープン)、NC(ノーマルクローズ)と言う3つのポートがある。NOは、通電がされていない状態でCOMと開通している状態、通電されたらNOはCOMとの開通が遮断され、COMとNCが開通するようになる。
簡単に言えば三路スイッチみたいなもんです。
COMにはアクチュエーターと接続、NOはタービンと接続、NCはインテークと接続という形にします。
非通電時は純正と同じようにタービンとアクチュエーターが開通された状態となり、ECUがブーストを上げようと通電したらアクチュエーターとインテークが開通した状態となります。(タービン側との接続は絶たれます。)
これの何がイイのか?と言うと純正の2ポート制御だとブーストが上がるにつれてソレノイドに通電された場合、アクチュエーターにも若干の加圧されたエアーがかかっている状態となります。
(約1barほどのエアーがインテーク側へバイパスされている状態なのでアクチュエーターにも少しは圧がかかる事になります)
なのでアクチュエーターが若干動作した状態となり、バイパスバルブが少しだけ開き、排気ガスがバイパスされた状態になります。
あと、バイパスバルブがスパッと閉じなくなったり開かなくなったりします。
これを3ポート制御に置き換えると。
初期状態からブーストを上げようとECUが通電したら、アクチュエーターとタービンとの接続が絶たれ、アクチュエーターとインテークが接続されます。そうなるとアクチュエーターにかかっていた圧が一気に抜け、いくらでもブーストがかかる状態になります。当然ブーストは一気に上がります。
ECUが目的のブースト圧に達したと認知したら通電をオフに。するとアクチュエーターとインテークとの接続が絶たれ、アクチュエーターとタービンが接続された状態になり、アクチュエーターが動作し、バイパスバルブが開いてブーストが下がります。
これらの制御が非常にレスポンス良く行われるようになる為、オーバーシュートが押さえられる上にブーストが安定するようになるとか。
ちなみに、
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2014.02.04 補足: 上の置き換えるだけで・・・と言うのは誤りでした。オーバーシュートしまくりで2bar近くまで上がってしまいます。下手したら壊れるかも‥‥やはり、ECU書き換えが必要です。
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これが3ポートソレノイドバルブ、CKDのFAG21-6-1-12C-4です。日本製のモノなので信頼性はかなり高いでしょう。
COBBからも同様のものが出てますが、あちらは5.4Wで、コレは4Wと省電力です。
しかもモノタロウで買う事が出来ます。価格は4000円ほどです。
(モノタロウでの商品ページ)
ちなみに、今回の3ポートソレノイドバルブ選定にあたって、下記のURLを参考にしました。
みんカラ、ZO-3さんのパーツレビュー記事
今度の休日に取り付け、テストしてみるつもりです。
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