ランエボXのマスターシリンダーを移植すれば解消するだろうと思い、色々と調べてみると、フォルティスにランエボXのマスターシリンダーを流用した先人がいました。
その人の記事によると、
マスターシリンダーだけの移植は出来ない。
マスターバックとセットでないと流用は不可。
マスターバックを外す時カムカバーが干渉するのでカムカバーを外さないといけない。
タッチが激変する。
ちょうどヤフオクでランエボXのマスターシリンダー、マスターバックが出品されてたので落札。
フォルティスとランエボXのマスターシリンダー径を調べたんで記しておく。
フォルティス: 約Φ22.2mm
ランエボX: 約Φ23.9mm
(シリンダーに15/16インチとの刻印があるので正確には23.81mmだろう)
約1.7mmの口径アップなので送り出すブレーキフルードの量も増える事によりフィール変化が期待出来そう。
ランエボXのマスターシリンダー、マスターバックを取り付けたところ。 ほぼポン付けです。 |
左側がフォルティス、右側がランエボX 作りが違いますね。 |
ランエボXのマスターシリンダー BOSCH製なんですねー。固定ナットは12mmですが・・・・ |
フォルティスのは三菱製。 固定ナットは自動車用としては珍しい13mmだった。 |
左側がフォルティス用マスターバックで 右側がランエボX用マスターバック 外観も違うし、スタッドボルトのピッチも違います。 なのでマスターシリンダーだけの流用は不可です。 |
マスターバックを外したとこ。 |
先ほど書いた、マスターバックを外すにあたってカムカバーを外さないと干渉して外せない件ですが、確かに干渉して外せません。
しかし、ブレーキペダルへ固定する穴にロングドライバーとかを差し込んで縮めた状態にすればカムカバーを避けながら外せました。
もちろん、ランエボXのマスターバックを取り付ける時も縮めた状態で取り付け位置へセットする必要があります。
しかし、結構な力が必要なので体力に自信のある方ならいけるかと。
(普段使わない筋肉を使ったせいか、筋肉痛になりましたw)
取り付けが済んだらエア抜きなのですが、ブレーキフルードを1.5リットル使いました。
その後、試走したんですが、ブレーキの効きが悪い。エア抜きがちゃんと出来てなかったかも?
昼過ぎだったし、炎天下、しかも夕方から車を使う用事があったのでディーラへ持って行く事に(笑
ディーラで一通り見てもらうとちゃんとエア抜きは出来てるとの事。
遊びが多い状態なので調整しておきますね。との事なので調整をお願いし、クーラーの効いたショールームでマターリと休息・・・
どうも遊びが多い状態で、ブレーキングポイントが奥になってたのをエアが抜けてないと思ってたようだった。
で、気になるタッチだが、フォルティスとは違いますねぇ・・・・
フォルティスってアシストの割合が大きいんだな、と痛感。
エボX用マスターシリンダーに変えたらアシストの割合が少ないようで、踏み込まないと効かない印象。
踏み込むと劇的に効いてくる。
でも、コントロールの幅が大きくてスポーティな感じと言えるかも・・・
そもそもマスターバックの構造も違うようです。
例えば、フォルティスの場合、急ブレーキかけるとアシストの割合が一時的に大きくなると言う機能がついてますが、エボXにはついてません。
なので急制動のテストをやると効きが落ちたような感覚になりますが、しっかりと効いてます。
この感覚はフォルティスからエボXに乗り換えたような方なら理解出来るかと。
まだ峠とか走ってないので評価は保留する事にします。
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