2013-01-02

ドゥラック リヤクロスバー流用取り付け!

ドゥラックのリヤクロスバーを流用で取り付けました。

元々、GC8 GF8インプレッサ用のもので、ヤフオクで安く出てたので、ターンバックルを調整すれば付くだろうと軽く考えて落札。

あっさりと落札し、入金を済ませ、受け取ったところ、少々錆びてた。出品者は新潟県在住のようで、どうも融雪剤とかがついた靴のまま踏まれたりして錆びたんじゃないか、と思われる。
錆取りブラシで錆びを取ってみたところ、深刻ではなかったので一安心。

一応、念には念を入れて錆びのひどかった部分を落としてつや消し黒で塗装。パイプの下側のみだったので取り付けたら、全く見えないのがラッキーでした。

さて、仮合わせしたところ、ターンバックルをめいっぱい伸ばした状態にしても片側が1cm足りない状態。両側足したら2cmほど足りません。しかも、ターンバックルをめいっぱい伸ばしてるからネジのかみ合わせ強度が期待出来ない状態。あちゃー、CX4Aには短すぎたようだ・・・と軽く後悔。

このまま粗大ゴミにするのもイヤだし、取り付けプレートに2cmほどスペーサーをかまして取り付けるのは美しくないし、プレートとフレームが密着出来ないから取り付ける意味が無いし。

・・・パイプを延長するのはうちの技量では難しすぎなので、ターンバックルのネジ部を延長するのが現実的だろうと思い、色々考えてみる。

ターンバックルのネジを調べてみるとM30でピッチは1.5。規格表を見てみると、M30 極細目となるようだ。
M30 極細目のボルトは見つかったが、左ネジボルトが見つからない・・・
長さ8cmぐらいのM30のボルト、左ネジボルトを溶接で合体してロングターンバックルを作ると言う案は断念。

第二案の特注ターンバックル作成は、見積もってみると1万円越えるので断念。

第三案は元々のターンバックルを真ん中で切断して延長して溶接合体。
取りあえず、バンドソーと溶接機、簡易ボール盤は持ってるので出来ない事もなさそうだ、と思い、作業手順を考え、実行に移しました。

以下、画像付きで説明しますー。
結構枚数がありますので腰を据えて読むといいでしょう(笑)


ヤフオクで落札したドゥラック GC8,GF8インプレッサ用 リヤクロスバー


取り付けプレートに出っ張りがあります。これは要らないのでサンダーで除去します。


出っ張りの溶接ビート も除去します。


溶接ビートを除去。


フレーム側の出っ張りを除去。この後、防錆のため、黒く塗装。


これが問題のターンバックル。
長さは9cmほど。これを14cmぐらいに延長しないとCX4Aには付かないです。


ターンバックルの中心部に貫通穴を開けます。
 これは溶接時の固定に必要です。簡易ボール盤でφ2、φ6、φ8と穴を拡大して行きました。


バンドソーで真ん中を切断。
しかし、ブレードが欠けてしまったので途中から金ノコでえっちゃらおっちゃらと切断する羽目になりました・・・・


途中から人力で金ノコ切断なので切断面は汚いです。ま、厳密に精度を追求しなくても良い部分なのでここは見なかった事にします(笑)


M24のナット(スパナ径:36mm)を3つ重ねます。M8のボルト、ナットで締結してるので溶接の歪みを押さえられます。


200V交流アーク溶接機で溶接。上側の金属板は捨てアーク用です。


溶接棒はφ2.5、電流は100Aで。溶接に関しては素人なので適当です(笑)
これで延長部分の出来上がりです。

 ネジ部を耐熱テープで養生し、先ほど作成した延長ナットを間に挟み、M6の寸切りネジで挟み込んで固定しました。きっちりとセンターを出すのに時間がかかりました。


溶接完了・・・じっくりと炙るように溶接したので溶け込み深さは結構あると思います。それにしても汚いビートだ・・・


サンダーで溶接ビートを削り取って形を整えます。


養生テープを外したところ。意外とうまく出来た・・・


さび止めとして黒く塗装。ターンバックルナットをつけたところ。これでやっとCX4Aに取り付けられる!!


ターンバックル延長加工が終わったので取り付け開始!!
取りあえず、リヤシート座面部を外してカバーも外します。 座面部は上へ引き抜けば簡単に外せます。


シートベルト取り付けネジ(M12)を仮締めして馴染ませてから取り付けプレート後部とフレームに穴を開けました。フレームにはφ13の穴を空け、取り付けプレートはM8のボルトを通すだけなのでφ8.5の穴を空けました。と言うのも、シートベルト取り付けネジだけで固定すると押される方向の応力には対応出来るでしょうが、引っ張られる方向の応力には対応出来ないと思われるからです。
なので、二点固定する事でより効果が得られるようにしました。


 フレームのφ13の穴にはこのインプルナットをはめ込み、取り付けナットとします。
インプルナットについてはここを見て下さい。


取り付けに使用したクロモリ鋼のM8×20のボルトです。12.9の高張力なのでギチギチに締め上げる事でフレームが変形し、ズレ防止になります。


 こんな感じでシートベルト取り付けネジとM8の高張力ボルトで二点固定としました。


ネジの締め付けチェックした後、ターンバックル部のナットをきっちりと締め込みます。


リヤシート復元してやっと完了!長かった・・・

で、まだ走り込んでないのですが、まず真っ先に体感出来たのは、あー、終わった・・・とリヤドアを閉めた時でした。閉めた時の音が以前のとは違う!

以前、マーク2でスポット増しもどきをやった時もドアを閉めた時の音が変わりましたが、これも同様に変わるとは思ってなかったので驚きました。

軽く走ってみたところ、道路の状況がよく分かるし、スピードを高めにし、ハンドルを小刻みに揺するとボディがしっかりと追従してるのが分かります。

ターンバックル延長加工で苦労しただけに満足度はかなりのものです(笑)

しかし、リヤクロスバーの取り付け部は両端だけなのが気になります。
中間部をなんらかの方法でボディと固定する事が出来ればより一層効果が高まると思いますので、なんかいい方法がないか考えてみます。


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